笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024-01-01から1年間の記事一覧

2024.4.27:恋人の家族と食事

舞台「鴨川ホルモー、ワンスモア」を観に行くことになった。 子育てをしているうちにエンタメやカルチャーの世界から距離を置いてしまう人は多いと思う。幼い子どもを誰かに預けて外出するということは、物理的にも心理的にもかなりハードルが高いこと。「い…

2024.4.25-26:書き残すということ

4/25 この日の最高気温25度。夏の匂いがした。 一年をかけて制作していた100ページ超えの媒体が夕方までに校了し、達成感と解放感をしばし味わう。木曜は息子が父親の家へ行くことになっている。少し早く仕事を切り上げ、半袖に着替え、恋人と待ち合わせてい…

2024.4.24:彼が書く日記

実はこの日記に登場する恋人も、学生時代からはてなブログ(ダイアリー)で日記を書き続け、それらをまとめてZINEにしたりしている。 大学院を出て編プロに入り、ぎりぎりの生活の中で仕事をし、恋をし、ライターとして独立してからはフリーの荒波にもまれ、…

2024.4.21-23:希望のかたち

4/21朝から息子の練習試合の応援へ。結果は惜敗だったけれど、また一段とチーム全体の動きが良くなった気がする。チームメイト一人ひとりの成長が、自分の子の成長と同じようにうれしい。 家に戻り、お昼は恋人と「uni-BAR」へ。二週連続で海老カレーを食べ…

2024.4.20:不完全な自分

朝、本を読みながらいちごメロンパンを食べていたら、八重歯が抜けた。 ベッドで寝ている恋人のところへ行き「どうしよう、歯が抜けちゃった」と呟くと、「ええ?」と驚いた顔で起き上がった彼は「さすがに目が覚めた」と言う。歯が抜けてしまうなんて恥ずか…

2024.3.10-3.15 書き続ける努力と才能

日記を書くのをしばらく怠ってしまった。書くことを継続するのは本当に難しい。 何年間も毎日のように更新されていたブログが、ある時を境にぱたりと更新が止まっていたりすることがある。何かあったのかと心配していると、しばらく経ってから更新された記事…

2024.3.9:ひとりで代田橋

元ガモが亡くなってから三日。玉川上水の川沿いを歩いてみると、つがいがまた戻ってきていた。あれ以来、びっくりして来なくなってしまうのではないかと心配していたのだけれど、よかった! 二匹揃って一生懸命に川底をつついて食事中。その若い生命力が眩し…

2024.3.6-3.8: 元ガモの冒険

あの日、家に戻ってから、彼が渋谷区の保健所に電話をした。 「玉川上水にカモが……」「場所は笹塚橋の下です」「住所は笹塚一丁目の……」 電話の向こうの担当者からは、何度も詳しく場所を聞かれている。 「ありがとうございます。ご確認いただいたらどうだっ…

2024.3.3夜-3.6:元ガモの記録

3月3日夜は栄湯へ。帰りに川沿いを歩いてみたが、カモたちの姿は見当たらなかった。つがいはいつものように夜は違うところで過ごしているのかもしれない。元ガモはどこかへ出かけているのだろうか。 “湯上り飯”は旧水路近くの「井口」で。銭湯帰りのビールと…

2024.3.3:本が売れてうれしい

ヒカリエの「渋谷〇〇書店」に行く。昨年の夏からこのシェア型書店に本棚を借り、90年代カルチャーをテーマにセレクトした古書・雑誌を売っている。 一カ月ぶりに覗いたところ、前回来た時に棚に置いた本のほとんどが売れてスカスカになっていた。買ってくれ…

2024.2.26-3.2:カモがいた毎日

笹塚にやってきたカモたちに、すっかり夢中。 後から来た「つがい」のカルガモ二匹は、基本的に朝と夜はいなくて、昼にどこかからやってきて食事を楽しんでいるようだった。いつもメスの方が食べるのに夢中で、オスはあたりを警戒している。一般的に難しいと…

2024.2.23-25:久しぶりの二日酔い

週末、息子の部活の保護者飲みがあった。練習試合や保護者会などで顔を合わせ、個別にはちょくちょく会ったりもしてきたけれど、じっくり飲むのは初めてだった。 参加したお母さんたちは酒豪ぞろいで、思わずつられて飲みすぎてしまった。帰宅してからは息子…

2024.2.22:スマホを落とした

この日の朝のカモは、満開の河津桜を見上げているように見えた。 駅まで恋人を見送り、家に戻ってきて早速、お花見カモの写真を送ろう!と上着のポケットを探ると、あれ、ない。バッグの中にも部屋の中にもない。 駅からの道を戻ってみたが見つからなかった…

2024.2.13-21:日記しか書けないけどまだ書いてる

大学時代のゼミの友人たちと20年ぶりに会った。 私が所属していたのは小説の創作ゼミだった。何年も連続で直木賞候補になったけれど結局受賞できなかった、という作家の先生のもとで日々小説を書き、互いに論評し合い、年に一度雑誌をつくった。一応、そのゼ…

2024.2.10-12:笹塚にカモがきた

三連休の初日は息子と焼き肉ランチ。いつもはそれほど白米を食べない息子が、ライスを大盛りにしてぺろりと完食していた。「ごはんはおいしいな」としみじみしている。前日から引き続きお土産話を聞かせてもらった。少しやせた息子の顔をふと見ると、これま…

2024.2.6-9:息子が帰ってきた

旅行から帰った後の4日間は、笹塚から出ずに過ごした。朝、出勤する恋人を笹塚駅で見送り、彼の家に戻って仕事をして、夜はまた駅まで彼を迎えにいく。そのあとは栄湯へ行ったり、ドラマやYoutubeを見たり、夜が更けるまで話したり、朝は4枚切りのパンでフ…

2024.2.5:雨の京都から雪の笹塚へ

旅行最終日の朝食は、泉仙の仕出しの精進料理。割烹着を着たお店の方が部屋まで運んできてくださった。お肉やお魚がなくても、丁寧につくられた一品一品をいただくことができて大満足。旅の朝食はこのぐらいがちょうどいい。 チェックアウトするまでは、朝風…

2024.2.4-2:カモが見たくて鴨川へ

広島からわざわざ京都に寄った一番の理由は「カモをたくさん見るため(特にマガモ・カルガモ)」だった。 恋人と私は、週末になると池や川にカモを見に行く「カモファン(見る専門、特に陸地に上がってくるのを見るのが好き)」なのだが、そのきっかけになっ…

2024.2.4-1 尾道を歩く

前日から宿泊していたのは「SIMA inn」という古民家を改装したゲストハウス。 スナックやバーなどが立ち並ぶ歓楽街の路地にあったので、部屋には『周辺の飲食店の音が賑やかなのはご理解ください』というような張り紙があったけれど、この日は静かで落ち着い…

2024.2.3:笹塚から大久野島、尾道へ

息子が海外研修へ出かけている間に、私も旅行の計画を立てた。 大好きな動物にたくさん会える旅にしたくて、野生のウサギが島中にいるという大久野島と、鴨川沿いにマガモがたくさん飛来している京都行きを決めた。その間に尾道散策も組み込んだ二泊三日の旅…

2024.1.28-2.2:一人きりの夜

息子が二週間の海外研修へ出かけていった。 彼にとってはこれが初めての海外で、出かける前に風邪をひいてはいけない、何か忘れ物があってはいけないと気を張り詰めていたけれど、出発する前の日はなかなか眠れず、当日の朝はマンションの下まで一緒に階段を…

2024.1.27-2:大好きな街にいるわたし

昼過ぎ、仕事を終えた恋人が花束を抱えて帰ってきた。 前から気になっていた「hananona」さんで、私のイメージに合うものを選んでくれたそう。ピンク色のガーベラにチューリップ、そして恋人が自分で選んだ一輪は大好きな薄いピンク色のバラの花。花束をもら…

2024.1.27-1:誕生日革命

私の恋人はそれほど気がきく方ではない(仕事ではできる人なのだけど)。誕生日や記念日などに何か贈り物をしてくれたり、お店を予約してくれるような人でもない。また、本人もそういうことを今までもしたことがないし、するものだと思ってもみなかったらし…

2024.1.26:長江さんとガレット

笹塚に住んでいる芸能関係者は多いらしい。渋谷や新宿に出やすい立地で(行こうと思えば自転車でも行ける)、渋谷区にしては家賃もリーズナブルな地域ということもあるのだろう。 朝、出勤する恋人を笹塚駅まで見送った帰り道、飛びぬけて背の高い男性とよく…

2024.1.21-25:笹塚を行き来する平日

12日の日記にたくさんのスターや読者登録ありがとうございます。どうやら、はてな編集部おすすめブログに掲載していただいた様子。 このようにコメントまでつけて紹介していただいていて、しかも紹介いただいたページには「日々はてなブログを読んでいる編集…

2024.1.20:馴染む街

土曜日は息子の希望でお弁当ではなく購買でパンを買う日。昼食代を持たせて息子を学校に送り出し、午前中は笹塚の恋人の家へ。 ブランチ代わりにお餅を作った。ホームベーカリーを買ってからこれが二度目の餅づくり。一度目は慎重に冷ましてから取り出したが…

2024.1.19:写真を撮ること

夏の旅行から使っていた「写ルンです」を現像しに行った。でき上がりを待つ間に、パレットプラザの隣の紀伊國屋書店に寄る。 恋人が初めて編集担当した書籍が並んでいた。 オパンでパンを買った後には必ず紀伊國屋書店へ寄るのだが、いつも彼が一番長く足を…

2024.1.16-18:生きたいと思った

16日の朝からなんとなく背中が痛かった。 肋骨の間にズキッと痛む神経痛があり、以前も患った帯状疱疹を疑ったけれど発疹は見られず、肋間神経痛ではあるようなのだが、その原因がわからず不安な日々を過ごしていた。 17日の早朝、猛烈な背中の痛みで目を覚…

2024.1.15:週末を思う月曜日

また、月曜日が来た。 仕事に行きたくないとぐずる私に、恋人は先日お餅をつくった時の残りのあんこを使って、あんバタートーストの朝食をつくってくれた。 作家の江國香織の旦那さんはサラリーマンで、土日は全力で大好きな旦那さんに向き合うので、週明け…

2024.1.14:完璧な街で完璧な一日

「食」に関しては、完全に笹塚内で満足できると思っている。 イタリアンならキャンティ、和食ならしゃけ小島にうさぎやにフジタカ食堂、中華なら鍋家。蕎麦なら蒼凛、鮨は鮨川、スイーツならダイヤモンドにスイーツハウス。カレーはuni-bar、ハンバーガーな…