笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.2.23-25:久しぶりの二日酔い

週末、息子の部活の保護者飲みがあった。練習試合や保護者会などで顔を合わせ、個別にはちょくちょく会ったりもしてきたけれど、じっくり飲むのは初めてだった。

参加したお母さんたちは酒豪ぞろいで、思わずつられて飲みすぎてしまった。帰宅してからは息子に絡みまくった、らしい。珍しく記憶がない。気分が悪く、朝までうなされる。こんなに飲んだのは、子どもを産んでから初めてかもしれない。

翌朝、息子から昨晩の醜態を楽しそうに語られ、恥ずかしい思いをした。今後、二度と深酒はしないし、次の保護者会では途中から絶対にウーロン茶にする!と決意する。

でも楽しかった。永らく『ママ友』との複合的な関係で苦労してきたが(小学校時代の野球チームとか)、このメンバーは子供を産む前から仲良かったような気のおけなさ。大事な子どもを同じ学校に通わせたいと熱望し、所属した部活動を同じように熱心に応援している、という点で既に気が合うのかもしれない。子どもたちが大人になってからも、ずっと仲良しでいられる気がする。

息子が父親の家へ出かけた後、私は笹塚の恋人の家へ。あまりの気分の悪さにぬいぐるみを抱え、ベッドに横になっていることしかできなかった。そんな私に彼は、ポカリやヨーグルト、トマトジュース、ヘパリーゼしじみの味噌汁など二日酔いにきくものをわんさか買ってきてくれ、自分は仕事に出かけて行った。

片や飲みまくった挙句の二日酔いで、なんとも情けない。落ち込む私に彼は「子育てが落ち着いてきて、やっと二日酔いになるまで飲めるようになったんだね、よかったじゃない」と言ってくれた。一言も責めずに慰めてくれた優しさが身に沁みる。以前、彼が体調を崩した時、日ごろの不摂生に言及してしまったことを思い出し反省した。これからは私も何も言わず存分に労わることにする。

夕方になってから、新宿の紀伊国屋書店へ。大好きな高山一実ちゃんが出版した絵本の「お渡し会」があった。初めて本人に会えるのに(初めてこういうイベントに当選した!)、まさか二日酔いの絶不調とは悔やまれる。昨日あんなに飲まなければと何度も思った。

実物の“かずみん”は、メディアで見るより可愛らしく、昼過ぎからずっと「お渡し」続けているのに元気いっぱいだった。「次作も楽しみにしています」と伝えると「ありがとうございます!がんばります!」と、ガッツポーズをしてくれた。直接手渡してもらった絵本「がっぴちゃん」、大事にする。

あんなに可愛らしくて素敵な人がこの世にいるのだ、と、考えるだけで幸せな気持ちになる。かずみんにはずっとニコニコしていてほしいし、その笑顔を曇らせる出来事がひとつも起きないでほしい。

満ち足りた気持ちで笹塚に戻ると、玉川上水のカモが三匹に増えていた! 二匹のつがいが初めて来た日でもあった。後から来たこの「つがい」に対して、最初に発見したカモについては「元ガモ」と呼ぶことにした。

陸地ですましているのが「元ガモ」