笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.1.8:「PERFECT DAYS」を観た

ルーリードの「PERFECT DAY」が流れる予告を観た瞬間、これはもう絶対に観たいと思った。ヴィム・ベンダースの「パリ、テキサス」も大好きだし、ロードムービーや人々の日常を丁寧に追う映画が好き。つい先日も、小津安二郎の「秋刀魚の味」を観返していた。

恋人と「SASA」のクリームパンとクロワッサンを朝食に食べ、ショコラをカバンに入れて、新宿のkino cinemaへ。初めて行く映画館だったけれど、規模的にミニシアターかと思いきや、シネコンのように座席が広く快適だった。いつでも1300円で映画が見られるという会員になったので、次回もまたこの館で観てみたいと思う。

先日の初詣でベビーカステラを食べたベンチが、劇中かなりの重要ポイントになっていたのにはびっくり。偶然腰掛けたけれど、平山(役所広司)が座ったベンチだったのか。あの場所で彼は木漏れ日を見ていたけれど、私は目の前の恋人ばかり見ていた。

劇中歌が大好きな曲ばかりで、胸を熱くした。学生時代、60's~70'sロックに夢中になっていた。最近ずっと、ヴェルベッツとパティスミスを聴き返している。

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映画の後は紀伊國屋書店に寄り、新宿のタワレコチバユウスケの追悼展示を見て、お茶漬けのお店で昼食。韓国プリクラを二人でワイワイ撮って笹塚に帰る。

少し夕寝をしてから銭湯「栄湯」へ行き、その足で十号坂商店街の「フジタカ食堂」にて夕食。

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カキフライとポテトサラダ、いつもの定番メニューを頼む。さらにこの日はおばんざいの三種盛りを頼んだのだが、厨房でとってもおいしそうなおばんざい四種盛りが用意されているのを見て、「わあ、いいなあ、四種を頼めばよかったかもしれない、あれ?でも、メニューに四種なんてなかったような……」などと思っていたら、その四種盛りのお皿が私たちのテーブルに置かれた。サービスです、とのこと。嬉しい!

昼は映画を観て本屋へ行き、夜は大好きな栄湯に行って、恋人とのんびり晩酌をする。私にとっての「PEREFECT DAY」はこんな一日だとしみじみ思った。