笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.1.5:ケンカではなく革命

息子を学校に送り出した後、出勤前の彼の家へ。

彼と会うのは基本的に息子が学校や部活や遊びに出かけている時間にしている。そのため、息子の登校時間と彼の出勤時間の間を利用して朝に会うことが多い。

息子の弁当と朝食を作って家事を済ませ、息子を送り出してから恋人の家へ行き、起きたばかりの彼と散歩をしたり、朝食をとったりし、出勤する彼を駅まで送った後は夜まで仕事をし、夕食の支度をしたり家事をしているのは我ながらなかなかのバイタリティだと思うけれど、これは彼の家が偶然、近所だからできていることでもある。

恋人とは10歳の差がある。しかも私の方が年上だ。私自身の考え方が幼いこともあって、その歳には見えないと彼は言うけれど、私の中には常に不安がある。彼が40歳になる頃、私は50歳になるのだ。「歳の差恋愛は、いつ相手に捨てられても良いという覚悟をしておくことが重要」という誰かの言葉が頭から離れない。

また、彼が、私が妊娠をきっかけに断念した仕事をしていることもあり、違う世代(私は氷河期世代、彼はゆとり世代)や性別に対する妬みや羨ましさも相まって、彼に全く非はないのに勝手に思い詰め、ぐちゃぐちゃになってしまう時がある。

さらに、過去に彼が20代の生活を綴ったブログを愛読していたこともあり、彼の生活に年増の私なんて似合わない、同世代の女性と若々しい恋愛をした方がいいのではないかとか、私と別れた後のセンチメンタルな日記を読んでみたいとまで思い詰めてしまう。

この日は朝からなんとなく憂鬱だったところに、藤谷治の「下北沢」を読み終え、そのスイッチが入り、その気持ちを彼に電話でぶつけてしまった。彼は私の不安を一つひとつ丁寧に解消しようとしてくれたのだけれど、私が言葉でうまく伝えられないこともあり、ついに険悪なムードに。別れを覚悟して会いに行ったが、謝りあってその場は収まった。

彼は、そのうち時間が解決すると言ってくれるが、私自身も自分が彼と共に生活していくことで、自分の不安や妬みを解消していけたら、さらにその展望を希望にして歩んでいけたら思っている。

(その後、私は革命家のようにわざわざ問題を掘り起こし、次々に革命(大騒動)を起こしたがっているのではないかという話になった。彼と付き合うまでは、まるで革命のようなことが次々に起きていたので。今度このようなことがあったら「革命はもう終わったよ!平和な世の中が来たんだ!」となだめてほしいと、恋人に頼んだ。)