笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.1.2:笹塚で寝正月

どこにも行かない寝正月もまた、松の内の贅沢な過ごし方だと思う。

目が覚めてリビングへ行くと、テレビの中継画面には故郷の海が映っていた。箱根駅伝はもう3区。寝ぼけ眼の私に駅伝好きの息子がこれまでの展開を楽しそうに話してくれる。息子が小さい頃は、正月でも朝早くから叩き起こされて、近くの公園やショッピングモールへ出かけたりしていたが、今は朝も寝かせてくれるし、家で一緒にテレビ(息子は最近、お笑いが好き)を見ながらのんびり過ごせるようになり、本当に楽になった。

昨日の残りの天ぷらを天丼にし、お雑煮に具を足したものでお昼ご飯にする。息子が再来週の英検に向けて勉強をするのを見届け、笹塚へ。恋人はテレビを見ながら冷凍ピザを食べていた。その後ろ姿が、実に独身男性らしいと感心する。昨日に引き続き、ゴロゴロしながらペンギンの映画を観て、夕食の支度までに帰宅した。

正月休みの最終日となる1月4日に息子の部活があり、久しぶりに朝から夕方まで恋人と一緒に過ごせることになったのだが、彼は「正月の間は笹塚から出たくないかも」と言う。私も仕事始めまではこの街でのんびり過ごしたいと思っていた。

私たちはどこに遠出をしても、その先で笹塚の魅力について語り合っている。「おいしいお店が多くて」「便利なのにこじんまりとしていて」「街並みが落ち着いていて」「散歩もしやすくて」 やっぱりいいよね、と(好きすぎだろう、笹塚)。そんな大好きな街から一歩も出ず、のんびり過ごす寝正月は最高だし、そんな過ごし方を一緒にしたいと思える人といられることが嬉しい。