笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.4.28-29:べランピングが楽しい

GWの2日目は朝から真夏みたいだった。父親の家に向かう息子を見送り、私は恋人の家へ。

今日は良い天気だね、と話しているうちに彼から「せっかくだから、奥多摩のコテージに泊まってBBQとか川遊びはどう?」と提案され「え、今から?」としり込みしてしまった。これまでろくにキャンプなどをしたことがなく、心の準備もないまま思い立って出かけられるほどアウトドア慣れしていない私。海外出張にもリュック一つの当日準備で出かけられる彼のフットワークの軽さが羨ましい。
コテージは空いていたけれど、今から出ても着くのは夕方だし、ということで、以前から興味があった「ベランピング」に挑戦してみることにした。

恋人の部屋から眺める景色は素晴らしい。マンションが高台にあるため、窓から笹塚の街と新宿の高層ビル群が見渡せ、それほど高層階ではないのにベッドに寝転がりながら空を眺めることができる。ベランダもほど良い広さで、以前からこの部屋でベランピングをやってみたいね、と話していた。

まずは自転車で島忠へ行き、アウトドアチェアとテーブル、芝生風のマットを購入。ベランダを掃除してマットをひいてみると、一気にべランピング気分が盛り上がる。

ベランダに裸足で出られるのが気持ちいい

その後、フレンテ無印良品でサブテーブル代わりのコンテナボックスとキャンドルを買い、二手に分かれて食材を調達。メスティンなどの調理器具は意外に駅前の100均が充実していた。

ベランピングデビューの夕食は、彼がアウトドアで食べるならこれだと主張するアヒージョに。サラダはとりあえずコンビニで調達してきた。

この後、部屋の中に置いた「やきまる」で牛タンを焼くとおなかいっぱいになった。

食後は、キャンドルを灯したベランダで、初夏の風を感じながらのんびりビールを飲みながら、ふかふかのクッションに座って「ぼっち女camp」さんのメスティン料理動画を見る。最高だ。

翌日も遠出はせず、アウトドアチェアを背負って自転車に乗り、蚕糸の森公園カルガモを見にいった。
この公園の池には3組のつがいが棲みついている。少し前までは激しい縄張り争いを繰り広げていたのだけれど、この日は珍しくオスたちが岩の上で並んで眠っていた。

めちゃくちゃ暇そう

これはもしかしてどこかでメスが抱卵しているのでは、と思い立ち、二人で公園内を歩き回ってついに卵を見つけた。

近くの別の巣でメスが卵を温めていた

もうすぐ、この池でかわいいヒナたちが生まれるのだろうか。

カルガモ観察の合間には、持ってきたチェアに座ってのんびり本を読む。この日読んだのは、公園近くの高円寺で書店を開いている花田菜々子さんの「モヤ対談」。どの対談も共感の嵐で、うんうんと頷きながら読みふけった。

ヨシタケシンスケ「大人だって完璧じゃない」
窪美澄「子持ちの恋愛」
山崎ナオコーラ「家事と生産性」
ブレイディみかこ「エンパシーの鍛え方」

(この後、高円寺に立ち寄った際に恋人とちょっとしたケンカになったのだけど、それはまた別の機会に)

夜はメスティンを使っておつまみをつくってみることに。前日観た動画の中でおすすめされていたレタスと、恋人発案の大葉とチーズの肉巻き。メスティンの中に入れた専用網の上に肉巻きを置き、少し水を入れてガスコンロに火をつける。

ポン酢をつけていただいた。おいしいー!

肉巻きを食べ終えた後は、網の下に落ちたチーズをすくってスープにし、チーズフォンデュ風にバゲットにつけて食べてみた。続けて、ウインナー(香薫)をメスティンを使って茹でると、驚くほどプリプリの食感に。これまで食べたウインナーの中で一番おいしかったかもしれない。

はじめてのメスティン料理は大成功だった。

キャンドルに照らされた笹塚ビールのグラスがきれい。

グラスの下部にはカルガモ親子の絵柄が入っている

これはもう、ベランピングにはまってしまいそう。次はどんな料理をつくろうか。来週末も楽しみだ。