笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.6.16:いきなり沼津

日帰りで沼津へ行ってきた。金沢に続く「いきなり」弾丸旅行。当日の朝に行き先を決め、品川から新幹線に乗った。

きっかけは、沼津の書店「リバーブックス」さんだった。SNSで恋人が編集した本をたくさん置いてくださっていることを知り、店主の方にお会いしてみたいね、じゃあ行ってみようよ!という勢いで出発することに。

お隣の清水生まれの私だけれど、なかなか沼津には縁がなく、電車で降りたのはこれが初めて。駅前から南へと延びる古い商店街を歩いていく。途中の公園になぜかあった卓球台で卓球をしたり、ベンチに座ったり、川を眺めたり。これまで旅行した都市とはまるで違う、完全に観光地化されていない街の街歩きをのんびり楽しんだ。

ついに「リバーブックス」さんにたどり着く。

引き戸のブルーがすてき

ちょうど店主の江本典隆さんにお会いでき、お話もさせていただけた。
独立系書店ではよく店主のお部屋におじゃまする気持ちになるのだけれど、リバーブックスさんは空き家をDIYしてできていることもあって、ますます江本さんのお家みたいだと思った。

前から気になっていた「ルポ書店危機」を見つけ、手にとって買おうか迷っていたら、江本さんが「ぼくもこの本の中で取材を受けてるんですよ」とおっしゃる。それならば!と即決。

(開店の経緯などはこちらにも。)

お店の外に出てクラフトビールをいただきながら、ワクワクした表情で店内に入っていくお客さんたちを眺めていると、この地域の人たちにとってこのお店は大切な「場所」なのだと感じた。笹塚にもこんな「場所」があったらいいのに。そうしたら、毎日通うのに。

沼津クラフト、うまー!

「リバーブックス」を出てから、川沿いを歩き沼津港まで散歩。江本さんおすすめの地元のお店でお刺身定食とアジフライ定食をいただいた。特にアジフライはこんなにおいしいアジフライ初めて食べた!と恋人と顔を見合わせるほどのおいしさ。

奥がアジフライ。また食べたい

日帰り旅だったので、お目当てのカフェの閉店時間に合わなかったり、恋人がお土産に買うつもりでいた「三島コロッケ」が売り切れになってしまっていたり。旅先ではいつも食べ倒れになる私たちなのに、この日はタイミングが悪くお昼ご飯を食べ逃し、珍しくエネルギー切れになったりも。今度はもっとグルメを堪能したいね(食い意地……)、と言いながら沼津を後にした。

でも、こうした個性的な本屋さん目当ての弾丸旅も楽しい。上りの新幹線で1時間半。あっという間に笹塚へ戻ってきた。