笹塚diary

渋谷区笹塚を愛し、この場所で生活するシングルマザーの日記

2024.1.11:男子中学生の不思議

凍えるように寒い曇り空の朝。布団から出るのが辛い。

息子の弁当と朝食の支度を済ませて学校に送り出す。こんなに寒いのに、自転車通学の息子はコートを着ていないし手袋もしていない。「誰も学校にコートなんて着てきてないんだよ」と言うのだが、信じられない! しかも学ランはバッグの中。「首のあたりがなんか息苦しいから」。学校に着いたら着るらしい。え、逆じゃない? さらに手袋は元夫の家に置いてきたというので、私の手袋を渡そうとすると「大丈夫、大丈夫」と手を上げ、寒空の中を薄着で出かけていった。

まったくどうかしている。氷点下近い寒さにも、見栄や面倒くささが勝つのだろうか。ちなみに真夏でも半袖は着ないで長袖を腕まくり。男子中高生の制服事情とその心は不可解。でも、だからこそ興味深いし、面白い。

私の方はしっかりとニット帽をかぶって耳当てと手袋をし、持っている中で一番厚手のブルゾンを着てマフラーをした。これほど万全の防寒の装いでも、吹き付ける北風に心が折れそうになりながら自転車で恋人の家へ向かう。私の顔を見るなり布団から体を起こした彼が「どうしたの?元気ない?」というので「寒かったの!」と、思わず恨めしい声が出た。

こんな寒い日なのに、休憩時間帯に行きつけのサロンでまつげエクステの予約をしてしまっていた。しかもサロンは西新宿なので、電車より自転車で行く方が早い。彼を送り出した後、しばらく仕事をし、また万全の防寒をして、家を出た。

道道路を自転車で走る。その道すがら「PERFECT DAYS」にも出てきた七号通り公園のトイレを見つけた。突然仕事を辞めてしまった同僚の代わりに、平山がむくれながら清掃をしていた丸っこいトイレ。自転車を降りて写真を撮った。

すぐそばに行列ができているお店を発見。どんなお店なのか気になって、帰宅してから調べてみるとすぐに判明した。「Sunday Bake Shop」というベイクドケーキの名店のようだ。もう少し暖かくなったら行ってみたい。