絶望的な気持ちで目が覚める。怠惰を尽くした休暇が終わり、今日から現実が始まる。
出勤して朝礼に出、締め切りの早いこまごまとした清算関係から着手して、家ではやりづらいデータの重い撮影写真の整理、ついでに原稿確認もしていたら、あっという間に午後になっていた。コーヒーを淹れにいった給湯室で休暇中の話をしたり、帰省のお土産をもらったり、業者さんが新年のあいさつに来る感じが、なんだかお祭りめいていて楽しい。職場も新年のにぎわい。
泣きたくなるぐらい行きたくないのに、実際に出勤したらなんだかんだで楽しかったりするのは、幼稚園の時みたいだといつも思う。お迎えのバスに乗り込む時には行きたくないと大泣きしていたのに、いざ登園してみたら楽しくなって、友だちと思いっきり遊びまわる。でも一度家に帰ると、やっぱり幼稚園に行きたくなくなる、そんな毎日の繰り返し。今も変わらない。
