目が覚めたら11時。新年からのんびり朝寝をしてしまった。
昨日、中三の息子は年が改まる直前に元夫と一緒にあちらの家へ行っており、私はひとりで年を越した。元夫と連絡を取り合い、13時に再集合して大宮八幡宮に初詣へ行くことに。毎年、参道に長時間並ぶので、『燃え尽きるまで働かない』(太田明日香さん)と『こじらせ男子とお茶をする』をバッグに入れて家を出た。
境内は例年よりも混んでいなくてほっとする。参拝の列に並んでいる間は『燃え尽きるまで働かない』の表紙を眺めながら、息子と仕事の話や将来の話をした。
参拝の後、屋台でベビーカステラを買い、自宅に帰宅。おせちとお雑煮を食べながらテレビで『爆笑ヒットパレード』を見た後、元夫が持ってきたゲーム『Nintendo Switch Sports』に興じる。二人はあちらの家でやり込んでいるらしく、バレーボールとバスケットボールですぐにへこたれた私を横目にかなりレベルの高い戦いをしていた。
離婚するまでは、正月でも日中寝ている夫に、テーブルにもつかず家事をしている私と、なんだかまとまりのない夫婦だった。息子のことを考え、三人で過ごす時間を意識的につくるようになってからは、普通の家族らしい正月を過ごせるようになった気がする。でも本当は、まとまりのない関係でも重ねていける生活こそが、何より「家族らしい」のかもしれない。
夜になって、二人はあちらの家へ戻り、私は笹塚へ。パートナーが実家から持ち帰ったお総菜のご相伴にあずかり、食後は正月の笹塚の街を散歩する。昨年と同じように「謹賀新年」ののぼりが立つ十号通り商店街で、お互いの写真を撮った。