笹塚diary

渋谷区笹塚と秋が好きすぎるシングルマザーの日記

2025.12.21:どこまでも歩いて行ける生活

部活に向かう息子を送り出し、昨日のお礼連絡や家事をすませて笹塚へ。

『洋食屋マック』に人が並んでいなかったら入ろうと、お店の手前まできたところで今日が日曜日だったことを思い出す。洋食屋マックの定休日をいつも忘れてしまう。大人気店なのに日曜日は絶対に休む、その堂々とした姿勢がすばらしい。

駅前まで歩いて『麦と卵』に入ることにした。今日ももちろん「ぺぺたま」を頼む(麦と卵はぺぺたまを食べる店だとさえ思っている)。グリルチキンにベーコン、ほうれん草が入ったぺペロンチーノ!もちもちとした生麺に卵をからませて食べるのが至福なのだ。

大好きすぎてこれ以外のメニューはどうしても頼めない。パートナーは「海老とごろごろ野菜のトマトソース」を頼んでいた。いつものように三分の一ぐらい分けてもらう。トマトソースがしみこんだ茄子がとってもおいしかった。

食べながら、数日前にXで見かけた「都会の人って『ホームセンターとドラッグストア行って、スーパーで食料品、シャトレーゼでアイス買おう』なんて日はどうしているの?」というポストの話題に。

笹塚の街がそのひとつの答えを示しているような気がする。スーパー、ドラッグストアやニトリ・無印など生活に必要なものを売る店は大体そろっていて、シャトレーゼはないけれど、サーティーワンもカルディも成城石井も駅前にある。チェーン店と個人店がほどよく混在し、用事のすべてが徒歩圏内で済む、東京の街らしい街。息子との生活、パートナーとの生活では持ちきれないほどの買い物をすることはないから、車は必要ない。必要なものを必要な時に買う。重たい飲み物は徒歩1分のコンビニで買えばいいし、お米は5kgで十分。食料の買いだめをしないから結局は経済的。そんなコンパクトな生活が気に入っている。たまに神奈川の実家に帰って両親の買い物に付き合う時には、家を出て父が運転する車に乗り込み、信号で止まっては発進を繰り返し(車酔いをするので、その間、早く着かないかなとずっと思っている)、駐車場で車を停め、やっとショッピングモールの入口に着く……という行程がひどく面倒に思えるようになってしまった。子育てでも、ベビーカーを押すことさえ煩わしく、抱っこひも一本で息子を育てあげたせっかちな(そして車の免許を持たない)私に、徒歩と自転車中心のこの生活は向いている。この街で、この足で、どこまでも歩いて行ける生活をずっと続けていきたい。

お隣のテーブルは、ご近所に住む俳優さんだった。笹塚の街でこの俳優さんご夫婦に会えた日はなんだかラッキーな気がする。二人で「おいしいね」と言い合いながら食べていらしたと、テーブル側に座っていたパートナーが教えてくれた。

駅前の紀伊國屋書店へ寄り、『笹塚アンソロジー』のフェア台で「笹塚のここが好き!」のシートを眺めていたら、ちょうど勝間田さんがいらしたので「こんなにたくさん書いていただけてうれしいですね」と喜び合う。

笹塚店のお客様の参加型企画!

シートが増えたために、展開をさらに上に伸ばしてくださったのだそう。天井に届きそうなフェア棚を三人で見上げていると、年配の男性が勝間田さんに「あなた、前職は靴職人なんだって?さすがだねえ」と話しかけてきた。「笹塚アンソロジー」を読んだ人しか知り得ない情報にびっくりして「『アンソロジー』を読んでくださったんですか?」と尋ねると「読みましたよ。面白かったねえ。俺はキャンティの近くに住んでるんだよ」とニコニコしていた。本を読んでくださった笹塚の街の方とお話できるなんて!あまりのうれしさに、これは日記に書いておかないと、と思う。

その後、「オパン」でいちごのデニッシュを、「bb.qオリーブチキンカフェ」でオリーブチキンフィンガーとポテトのセットを買い込んだ。今夜はM-1の決勝戦。パートナーは敗者復活戦から見ると言って張り切っているので、午後から完全におこもり予定。笹塚でおいしいものを食べたり、買ったり、本を見たり、こういう日がやっぱり最高なんだよね……と、いつものように二人で言い合いながら帰宅。

私はどうしても全日本フィギュアの女子フリーが見たくて(四年に一度の特別な全日本。冬季五輪の選考会なのだ)、M-1を見るパートナーの横でイヤホンをして、Tverのリアルタイム中継で最終グループの少し手前から見ることにした。ミスのない美しい演技が続く。最終滑走の坂本花織ちゃんも、ノーミスで五年連続優勝・三度目の五輪出場が決定。中野コーチには「あんたが優勝しないと選考が面倒なことになるから」とはっぱをかけられていたらしい。どれほどのプレッシャーだったろう、そしてなんたるメンタル。花織ちゃんの演技を見つめる樋口新葉ちゃんの涙を見て、こちらもうるっときてしまった。今回の全日本で引退する、ノービス・ジュニアの頃から見てきた選手がたくさんいる。この15年間、さなぎが蝶になるような成長と、たくさんの笑顔と涙を見せてもらってきた。本当にお疲れさまでした。